カードローンの借入があると住宅ローンは不利?

住宅ローンを利用したいと考えている方の中には、カードローンを利用している人もいるはずです。カードローンを利用していると、住宅ローンのような多額のローン審査では不利になるのでしょうか

また、現在は借入していなくても、過去に利用していた場合はどうなのでしょうか?過去に消費者金融カードローンの借入があると、現在は完済していても、住宅ローン審査には極めて不利といったネット情報も時々見かけます。


今回は、カードローンの利用が住宅ローンの審査に本当に不利になるのか、住宅ローン審査に通りやすくする方法はないのか紹介します。


カードローンの利用は住宅ローンの審査で不利?

まず、カードローンの利用が住宅ローンの審査にどのくらい影響するのか見ていきます。以前カードローンを使っていた方も以下で確認しましょう。

現在カードローンを利用している場合



現在カードローンを利用している場合、住宅ローンの審査はかなり不利になります。住宅ローンは数十年単位でローンを組み、返済金額も大きいため、審査が厳しくなるからです。

住宅ローンの審査では、事前審査と本審査の2つが行われ、カードローンなどの借入情報も見られます。カードローンを利用していると、審査で「住宅ローンを返済できる余裕が無いのでは?」と判断されます。


そのため、カードローンを利用している方は(もちろん金額にもよりますが)、住宅ローンの審査に通るのが難しくなります。

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カードローン利用者は返済負担率を審査される

住宅ローンの審査では、申込者の返済能力を判断する「返済負担率」を重視します。返済負担率は、以下のような計算になります。


返済負担率=年間返済額(合計)÷年収


たとえば、住宅ローンの年間返済額が120万円、年収が500万円のケースで考えると、他に借入がない場合、返済負担率は

返済負担率24%=120(万円)÷500(万円)

となります。この返済負担率が高くなるほど、住宅ローン審査が不利になります。もしカードローンを利用中の場合は、カードローンの借入金額を住宅ローンの120万円に加えるため、返済負担率がさらに高くなります。


住宅ローンの審査を通過するためには、返済負担率を20~25%程度にすることが大切と言われています。

過去にカードローンを利用した場合

過去にカードローンを利用していたけど、すでに完済している方はそこまで心配する必要はありません。

しかし、返済が終わっていても、借入枠が残っている場合は、現在も借入していると見なされることがあります。そのため、借入を完済した後は必ず借入枠を閉じるようにしましょう。


では、カードローンを解約していれば、絶対に問題ないかというと、そうとも言い切れません。

ここからは、意見の分かれるところですが、一部の銀行では、過去に消費者金融カードローンの利用歴があったというだけで、マイナスの評価を与える担当者がいるとも言われています。

これを回避する方法として、「信用情報をクリアにする」があります。この点については、後ほど説明します。


以上、カードローンの利用が住宅ローンの審査に不利になることを説明しました。では、審査に通りやすくする方法はないのでしょうか?


住宅ローンの審査に通りやすくするポイントは?

住宅ローン審査に不安がある方は、審査を少しでも有利にするために、以下の方法を試してみると良いでしょう。

カードローンの返済を終え、使わないカードは解約



住宅ローン審査を通過させる確率を上げたいのであれば、カードローンの返済を終えてから申し込みをするようにしましょう。

ただし、カードローンの返済が完了したあと、忘れずに借入枠を閉じるようにしましょう


たとえ完済していても、カードローンの借入枠が残っていれば、(いつでも借入可能なため)現在もキャッシングしていると見なされるからです。これと同じ理由で、使っていないクレジットカードがあるなら、それも解約して下さい。

キャッシング機能のあるクレジットカードだと、その分だけ借入があると見なされます。

使わないカードは解約すると、より審査に通りやすくなるでしょう。

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少しでも借入を減らして返済負担率を下げる

カードローンを完済できれば一番ですが、それが難しい人もいるでしょう。返済を終わらせるのが難しい場合は、上でも述べた返済負担率を下げるようにしましょう。

住宅ローン借入とカードローン借入の合計で、返済負担率が20%~25%程度に収まるようになれば理想的です。

返済負担額を下げるには、カードローンの借入金額を下げたり、年収を上げる必要があります。すぐに年収を上げるのは難しいでしょうから、借入金額を見直すと良いでしょう。


カードローンを完済している場合に較べて不利ではありますが、多少は住宅ローン審査に有利に働きます。

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信用情報がクリアになってから申し込む


以前カードローンを利用し、完済していたとしても、返済終了から5年間は信用情報機関に信用情報が残ります。

住宅ローン審査に通過する確率を少しでも高めたい場合、信用情報から記録が消えた後に申し込みをすると良いでしょう。借入金の返済が終わってから5年経てば、信用情報から借入の記録は消されます。


ただ、先ほども書いた通り、カードローンを完済・解約していれば、それほど心配しなくても良いかもしれません。各銀行とも、住宅ローンの審査基準は公表していません。

カードローン完済後、5年経っていなくても、住宅ローンに通ったという方もいます。また、5年も待っていられないという人もいるでしょう。その場合、後で述べますが、銀行の担当者に事前相談をすると良いでしょう。


ただし、延滞などの事故情報がある場合は話は別で、信用情報が消える5年を待たないと住宅ローンに通過する可能性は低いです。

複数の金融機関に申し込まない



複数の金融機関に住宅ローンの申し込みをするのはやめましょう。多く申し込む方が審査に通りやすいイメージがありますが、カードローンの審査と同様に、審査に通りづらくなります。

複数の会社に申し込みをすると、他の会社で断られたのではないかと見なされ、審査に不利になります


住宅ローンを申し込めば、信用情報機関を通じて自分の申し込み履歴も記録されます。そのため、他社の申し込み状況も会社側は把握できます。

住宅ローンの審査に通過するためには、多くても2~3社程度の申し込みにしておきましょう。

金融機関の担当者に相談する

審査に通過するか不安な方は、住宅ローンの申し込みを行う前に、担当者にアドバイスを受けると良いでしょう。ネットで予約をして、店頭で相談することができます。

その他にも、金融機関によってはインターネットやテレビ窓口などで相談することも可能です。


以上、カードローン利用者が住宅ローンの審査で不利になることについて紹介しました。借入をしても返済をきちんと行えば、住宅ローンでも必要以上に心配することはありません。

カードローン利用者やこれから利用を考えている方は、計画的に返済を行うように心がけましょう。


カードローンの借入があると住宅ローンは不利? まとめ

  • カードローン借入があると、返済余力が少ないと判断され、住宅ローン審査に不利
  • カードローンを完済していれば、審査にそこまで影響はない
  • 未使用のローンカードやクレジットカードを解約すると審査に通りやすくなる
  • 完済から5年経てば信用情報から記録が消えるため、さらに住宅ローンの審査に通りやすくなる
  • 複数の金融機関に申し込むと審査に不利になるだけ。不安があれば事前に担当者に相談する

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