【元銀行員が解説】カードローンに保証人は必要なの?

カードローンに保証人は必要なの?

借入申し込みの際に、保証人を求められることがあります。

このため、「カードローン申し込みでも保証人が必要なの?」と心配する人もいます。

結論から言うと、カードローンの利用で保証人は必要ありません。

ただし「保証人なし」のために、カードローン特有のデメリットも存在します。

こうした点について解説します。


カードローンの利用で保証人は必要なし!

そもそも保証人とは

保証人とは、簡単に言うと、ある人(=主たる債務者)が債務を返済できない場合に、代わりに返済する義務を負う人を指します。

保証人はその負担義務から、「(単純)保証人」と「連帯保証人」に分類できます。


(単純)保証人は、「催告の抗弁権」と「検索の抗弁権」を持っています。

簡単に言うと、主たる債務者が返済可能な状態である場合、保証人は代わりの返済(弁済と言います)を拒否できます。


一方の連帯保証人は、この拒否が出来ません。

つまり連帯保証人は借り入れした人と同じだけの責任を負うことになり、(単純)保証人よりも責任が重いのです。

<外部の関連サイト>:保証人 – Wikipedia

どんなに親しい人から頼まれても、絶対に連帯保証人になってはダメですよ!

消費者金融が保証人なしで借りられる理由

消費者金融が保証人なしで借りられる理由

消費者金融カードローンは、保証人なしで利用できます。

保証人なしで借入れできるのは、以下の2つの理由があります。


1.個人借主の返済に対する優れた審査能力を持っている

2.他のローンと比べて金利を高く設定している



消費者金融は、個人借主の信用力について独自の審査ノウハウを持っています。

この点では、銀行は消費者金融に全くかないません。

このため、消費者金融は個人への融資リスクをかなり抑えることができます。


また保証人が必要ないということは、借主にとっては大きなメリットですが、融資する企業にとっては返済されない(=「貸し倒れ」)リスクを背負うことになります。

金融の世界では、高いリスクに対して相応のリターンが要求されます。


消費者金融は保証人なしで融資する代わりに、リスク分のリターン(=金利)を要求するのです。

消費者金融の金利が他のローンに較べて高いのは、こうした理由があります。

<関連記事>:カードローン金利の仕組みを元銀行員が解説!利息の計算方法は?

銀行カードローンは保証会社を利用

銀行カードローンでも保証人は必要ありませんが、代わりに保証会社を付けられます。

利用者が銀行カードローンの借り入れを返済できない場合は、保証会社が代わりに銀行に借り入れ分を返済してくれます。


こうすることで、銀行は貸し倒れリスクを防いでいます。

そのため銀行カードローンの申し込みでは、銀行だけではなく保証会社の審査も受ける必要があります。


なお保証会社は銀行が指定するので、申し込み者が自分で探す必要はありません。

以下は大手銀行カードローンが指定する、保証会社の一覧表です。

銀行カードローン 保証会社
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
バンクイック アコム株式会社
みずほ銀行カードローン 株式会社オリエントコーポレーション
じぶん銀行カードローン アコム株式会社
オリックス銀行カードローン オリックス・クレジット株式会社、新生フィナンシャル株式会社
横浜銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
住信SBIネット銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社、住信SBIネット銀カード株式会社
りそなカードローン(りそな銀行) オリックス・クレジット、りそなカード株式会社
楽天銀行スーパーローン(カードローン) 楽天カード株式会社、株式会社セディナ
イオン銀行カードローン イオンクレジットサービス株式会社、オリックス・クレジット株式会社

上記の表の通り、消費者金融やカード会社、信販会社が銀行カードローンの保証会社となっています


なお上記の表で、一つの銀行カードローンに対して、複数の保証会社が明記している所もあります。

これは場合に応じて銀行が保証会社を使い分けているためで、銀行カードローンの申し込み者が複数の保証会社と同時に契約する訳ではありません。

<関連記事>:銀行カードローンとは?元銀行員がメリットとデメリット・リスクを解説します

なお詳しくは後で説明しますが、保証会社に借金を肩代わりしてもらっても、保証会社から請求を受けることになります



カードローンで保証人が必要ないことの良い点・悪い点

カードローンで保証人が必要ないことのメリット・デメリット

保証人が必要ないことのメリットは?

カードローンで保証人が必要ないことには、3つのメリットがあります。


<1.保証人を探す必要がない>
保証人を誰かほかの人に頼むというのは、相手が親類や知人であるとしても、気が重いものです。

また保証人を自分で探すとなると、すぐに融資を受けたいときには時間がかかってしまいます。

保証人を探す必要がなければ、その分だけ気軽に借入申し込みができます。


<2.申し込み・審査手続きが簡単で済む>
保証人が求められる手続きの場合は、申し込みの際に必要書類をそろえたり、保証人の署名が必要になります。

保証人が必要なければ、それらの面倒な手続きがなくなる分、融資までがスムーズになります。


<3.周囲にカードローンの利用がバレない>
保証人を立てることなく自分の責任で融資を受けるため、他人に相談する必要もなく、本人の契約だけで利用することが可能です。

そのため周囲に、カードローンの利用をを知られずに済みます。

また支払いに遅延が生じた場合にも、自分が催促の連絡を受けるだけで、周囲に遅延がばれるなどの心配もありません。

<関連記事>:【元銀行員が解説】家族に内緒でカードローン!誰にもばれないで借りるには?

保証人が必要ないことのデメリットは?

保証人が必要ないことのデメリットは?

一方で保証人が必要なしだと、以下のようなデメリットもあります。


<1.保証人ありのローンに較べて金利が高くなる>
先述の通り、保証人なしのローンは、保証人ありに比べて金利が高くなります。

ちなみにですが、住宅ローンの金利が低いのは、家と土地を担保に取られるからです。


<2.借入額が抑えられる>
保証人あり・担保ありなら、多額の借り入れが可能です。

典型は住宅ローンや不動産担保ローンで、担保があるからこそ、金融機関も多額の融資に応じてくれます。


一方の保証人なしローンはリスクも大きいため、高額の融資を出すことが難しくなります。

保証人なしが原則のカードローンは、高額の借入れには向いていません。

<関連記事>:カードローンの借入限度額、いくらまで借りられる?


<3.何かあった時、自分で返済の責任をとらなくてはいけない>
保証人がいないということは、「自分の借金を肩代わりしてくれる人がいない」という意味でもあります。

これが友人が連帯保証人だとすると、友人が代わりに借り入れを返済してくれるかもしれません。


代わりに友人に対して返済義務を負うので、借入がチャラになる訳ではありません。

とはいえ、友人なら金融機関よりも返済交渉に、柔軟に応じてもらえるかもしれません。


このように保証人のありなしで、借入する人の負担の重さが変わることは十分にあります。

カードローンに限らず、保証人なしローンは金利が高くなりがちです



保証人なしのカードローン、返済できない時は?

消費者金融からは、催促・給与差し押さえを受ける

消費者金融からは、催促・給与差し押さえを受ける

消費者金融カードローンで滞納が続くと、法的手段によって返済を求められる場合があります。

借主の滞納が2~3か月などの長期にわたると、消費者金融から返済の催促連絡があり、返済意思の確認などが行われます。


最初の内は丁寧な電話対応ですが、長期にわたって返済されない場合、最終的には「差し押さえ」という法的手段が取られます。

その際、差し押さえの対象となるのが、勤務先から支払われる給与です。


差し押さえでは、給与の1/4まで差し押さえが可能です(33万円を超える分は全額)。

この給与差し押さえ命令は裁判所から届き、勤務先の企業も拒否ができません。


当然、借金滞納の事実が勤務先に知られてしまうことになります。


なお借金の返済をできないと、電話や訪問で脅迫じみた(漫画に出てきそうな)怖い取り立てを受けると勘違いする人もいます。

ですが、そうした取り立ては厳しく禁止されていますし、違反した会社は営業停止処分もあり得ます。

<外部の関連サイト>:消費者金融の差し押さえはどんな感じ?借金の踏み倒しは難しい?

過去に消費者金融で滞納していた人に話を聞くと、丁寧だけど毎日電話が来るので、結構ストレスだったそうです

銀行カードローンは、保証会社が代位弁済を行う

代位弁済,仕組み

銀行カードローンで利用者が延滞した場合、保証会社が代わりに返済を行います。

このように、保証会社が債務者に代わって返済を行うことを「代位弁済」と呼びます。


代位弁済が行われると、借主は借り入れをした銀行にではなく、保証会社に対して債務を負うことになります。

先ほど見た通り、保証会社には消費者金融・カード会社などが選ばれているため、これ以降の取り立ては消費者金融で滞納した場合と同様になります。


保証会社が代位弁済をしてくれたからといって、借主の借金は免除されません。

<関連記事>:代位弁済とは?元銀行員が分かりやすく解説!

利用金額は無理のない範囲に抑えること!

カードローンは気軽に借り入れできるのが魅力ですが、その気軽さがアダになることもあります。

カードローンの利用にあたっては、無理のない借り入れが一番です。


たとえば30万円の借り入れなら、(会社によって違いますが)毎月の返済額は1.1万円ほどに抑えられます。

自分の収入から生活費を差し引いた分を計算して、毎月いくらの返済なら無理なく行えそうな逆算してから、借入をするとよいでしょう。


なお、どうしても返済の見通しが立たないときには、返済計画の見直しを担当者に相談しましょう。

<関連記事>:【元銀行員が解説】初めてのカードローン!知っておきたいポイントは?

カードローンのメリット・デメリットを理解した上で、上手に使いたいですね

以上、カードローンの保証人に関する記事でした。

保証人なしで利用できるカードローンは、その気軽さという点では大きな魅力があります。


ですが保証人なしのために、金利が少し高くなったり、借主の責任が重くなるのは、上で見た通りです。

このサイト内では繰り返し説明してますが、カードローンの利用は無理のない範囲内で行ってください。

この記事のまとめ

  • カードローンは保証人なしで利用できる
  • 保証人なしのため、カードローン金利は高めで、高額借入れにも向いてない
  • 銀行カードローンも保証人不要だが、代わりに保証会社を付けられる
  • 返済ができないと、最終的には給与の一部を差し押さえられる場合がある


もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員。難しいキャッシングの情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!プロフィールはコチラ


人気のカードローンは?





検索
このサイトの執筆・監修をしています

初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。


カードローンのおすすめランキング