【元銀行員が解説】銀行カードローンとは?メリット・デメリットは?

最近では、カードローンはすっかり身近になりましたよね。

銀行でも主力商品の一つとして力を入れていて、銀行カードローンの人気が高まっています。


でも銀行カードローンとは、どんな特徴を持ったサービスなのでしょうか?

メリットばかりが強調されていますが、リスクはないのでしょうか?

今回は、「銀行カードローンとは何か?」「どんなメリット・デメリットがあるのか?」を解説します。

銀行カードローンとは?消費者金融と何が違うの?

まず初めに、銀行カードローンの特徴と、消費者金融との違いについて見ていきましょう。

そもそも銀行カードローンって何?

銀行カードローンとは、銀行が貸主となるカードローンのことです。

審査に通れば、無担保でお金を借りられます。


銀行では、カードローン以外にも住宅ローンなどの融資商品を取り扱っています。

住宅ローンなどの一般的なローンの場合、1つの契約で、決まった金額を1度だけ借り入れできます。


追加でお金が必要になったら、あらためて審査を受ける事になります。

それに対してカードローンなら、借入枠を設定する契約なので、1つの契約で何度でも借り入れ可能です。

カードローン,借入限度額の考え方

枠内であれば、追加の借り入れの度に審査を受ける必要はありません。

<関連記事>:【元銀行員が解説】カードローンとは?キャッシングとどう違うの?

銀行カードローンは、ここ5年で利用者が大きく伸びました

消費者金融との違いは?

消費者金融との違いは?

キャッシングの方法として、消費者金融のカードローンもあります。

銀行カードローンと消費者金融カードローンには、どんな違いがあるのでしょうか?


基本のサービスには、大きな違いはありません。

貸主の業態によって、銀行系と消費者金融系とに区別されます。


銀行カードローンと消費者金融カードローンでは、得意とする点が異なります。

消費者金融の最大の特徴は、融資までのスピードの早さです。


最短30分で審査結果が出て、最短1時間で借り入れも可能です。

しかし審査に時間をかけない分、金利は高くなっています。


一方、銀行カードローンは、消費者金融に比べて審査にやや時間がかかります。

とは言え、最短で翌営業日に審査結果が出るので、他のローンと比べれば十分早いスピードです。


また審査を慎重に行うので、金利は消費者金融よりも低くなっています。

金利で比べると、銀行カードローンの方が有利と言えるでしょう。

銀行カードローン 消費者金融
審査スピード 遅い 早い
金利 低い 高い

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融 vs 銀行カードローン!おすすめは?

銀行カードローンが選ばれる理由

銀行カードローンを利用する人は、どんな点に魅力を感じて、銀行カードローンを選んだのでしょうか?

下の図は、銀行カードローン利用者を対象に、銀行カードローンを選んだ理由を調査した結果です。

銀行カードローンを選んだ理由
<出典>:銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告-全国銀行協会より作成

グラフを見ると、銀行の安心感から選んだ人が全体の23%を占めています。

これは他の項目と比べて、非常に大きな割合となっています。


この結果から分かる通り、銀行は世間からの信頼度が高く、ブランドイメージが良い傾向にあります。

消費者金融に抵抗がある人でも、銀行のカードローンなら安心して利用できますね。


銀行カードローンの5つのメリット

ここでは、銀行カードローンの5つのメリットを解説します。

1.金利が低い

先ほど述べた通り、銀行カードローンは、消費者金融と比べて金利が低めになっています。

下の表は、大手の銀行カードローンと消費者金融の金利をまとめたものです。

<銀行カードローン>

カードローン 金利
三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%


<消費者金融>

カードローン 金利
プロミス 年4.5%~17.8%
SMBCモビット 年3.0%~18.0%
アコム 年3.0%~18.0%


どのカードローンを選んでも、初めての利用では、上限に近い金利が適用されます。

そのため金利の比較で注目すべきは、各社の上限金利です。


消費者金融の金利が上限18%であるのに対し、銀行カードローンの上限金利は15%以下になっています。

金利が低くなると、利息の総支払額は小さくなります。


少しでも負担を抑えたい人は、低金利の銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。

2.総量規制の対象外

総量規制の対象外

総量規制とは、貸金業法に定められた、借り入れを年収の1/3までに制限する規制です。

消費者金融は貸金業法の適用を受けるので、総量規制の対象となります。


一方で銀行は、銀行法の適用対象であり、貸金業法の適用はありません。

したがって銀行カードローンは、総量規制の対象外であり、年収の1/3以上の借り入れも可能です。


ですが最近では、総量規制を意識して貸出を抑える銀行が増えています。

銀行カードローンでも、年収の1/3を超える借り入れは難しくなっているのが現状です。


また総量規制では、借り手の年収を確認するために、収入証明書の提出を義務付けています。

消費者金融では、一定の条件を満たす場合、収入証明書の提出が必要です。


一方、銀行カードローンでも、50万円を超える借り入れで、収入証明書の提出を求められるケースが増えています。

三大メガバンクのカードローンは、どこも提出が必要なので注意しましょう。

3.専業主婦が申し込める銀行カードローンもある

消費者金融の場合、収入ゼロの専業主婦は申し込み不可となっています。

総量規制によって、借り入れが年収の1/3までに制限されているためです。


一方で銀行カードローンでは、専業主婦でも申し込みが可能な銀行もあります。

この場合、配偶者(夫)に安定した収入がある事が条件となっています。


ただし専業主婦の借入枠は、最大30万円までです。

現在、専業主婦が審査に通るのは、かなり難しいと言えます。

専業主婦への対応は、各銀行で違います。たとえば三井住友銀行は、専業主婦への融資に応じていません

4.借入限度額が大きい

借入限度額が大きいのも、銀行カードローンのメリットの一つです。

銀行カードローンの借入限度額の上限は、500万円~800万円ほど(多いところで1000万円)となっています。


消費者金融でも、800万円を上限とするのが一般的です。

またクレジットカードでキャッシングする場合、限度額の上限は100万円~200万円になります。


消費者金融やクレジットカードと比べても、銀行カードローンの限度額は十分大きいと言えます。

ただし初めての利用では、審査の過程で限度額50万円以内で落ち着くケースがほとんどです。

<関連記事>:【元銀行員が解説】カードローンとクレジットカードとの違いは?

5.周囲に借り入れがバレにくい

周囲に借り入れがバレにくい

家族にカードローン利用がバレる1番の原因は、郵便物です。

カードや契約書類の郵送がある場合、あて先は自宅になります。


そのため郵便物を家族に勝手に見られて、カードローン利用がバレるリスクが高くなります。

このとき銀行カードローンなら、差出人は銀行名になります。


自宅に銀行から郵便が届いても不審がられることはなく、家族にバレるリスクも低いでしょう。

また審査担当者から勤務先に電話が来る「在籍確認」も、同僚にカードローン利用がバレるリスクが高まるタイミングです。


銀行カードローンの場合、審査担当者は銀行名を名乗ります。

銀行からの電話なら、同僚に怪しまれる心配もありません。

周囲に内緒で借りたい人にも、銀行カードローンがおすすめです。


銀行カードローンのデメリットは?

次に、銀行カードローンのデメリットを見ていきましょう。

1.即日融資に対応していない

即日融資に対応していない

現在、銀行カードローンは即日融資に対応していません。

銀行の場合、審査の一環として、反社チェック(=申込者が反社会的勢力でないことの確認)を行います。


この反社チェックに時間がかかるため、銀行カードローンの審査の回答は、最短でも翌営日です。

即日融資を希望する場合、消費者金融を選ぶ必要があります。

<関連記事>:【元銀行員が解説】即日融資が可能!おすすめカードローン

2.審査がやや厳しめ

上でも書いた通り、銀行カードローンの金利は、消費者金融に比べて低くなっています。

ですが金利が低い分、審査はやや厳しめです。


「銀行カードローンの審査に落ちたけれど、消費者金融では通った」という話もよく聞きます。

2017年頃に過剰融資の批判を受けたこともあり、銀行カードローンの審査は以前より厳しくなってます!

3.銀行口座が必要な場合もある

多くの銀行カードローンでは、利用にあたって、その銀行の口座を持っている必要があります。

口座がない場合、カードローンのと同時に、口座開設を申し込むことになります。


ですが口座開設のために1~2週間待つ必要があるので、急ぎの借り入れには向きません。

例外として、「三井住友銀行カードローン」と「三菱UFJ銀行バンクイック」は、口座なしで利用可能です。

4.借り過ぎのリスクがある

うっかりあなたもカードライオンになってません?

銀行カードローンは、使い道が自由なローンで、借入枠内なら何度でも借り入れが可能です。

気軽に借り入れできるので、非常に便利なサービスと言えます。


ですが便利な反面、借り過ぎのリスクに注意しなければなりません。

銀行カードローンの残高が増えると、住宅ローンなどその他のローンの審査にも不利になります。


現在、全国銀行協会でも、銀行カードローンの借り過ぎを防止するための広報活動を行っています。



<参考サイト>:カードローン 借りすぎに注意!!-全国銀行協会

無理な返済とならないよう、銀行カードローンは計画的に利用しましょう。


銀行カードローンのメリット・デメリット一覧

ここまで、銀行カードローンのメリット・デメリットを見てきました。

下の表では、主なメリット・デメリットを一覧にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

メリット デメリット
・安心感がある、ブランドイメージが良い ・審査に時間がかかる
・金利が低い(上限 年15%) ・即日融資に対応していない
・総量規制の対象外 ・審査がやや厳しい
・一部の銀行では専業主婦でも申込可 ・銀行口座が必要な場合がある
・借入限度額が大きい ・借り過ぎのリスクがある



以上、銀行カードローンのメリット・デメリットを解説しました。

低い金利で借り入れできる銀行カードローンは、とても便利なサービスです。


ですが油断して借り過ぎてしまうと、将来の自分を苦しめる原因にもなります。

カードローンを利用する際は、身の丈に合った借り入れをしましょう。


 元銀行員がおすすめの銀行カードローンを紹介します!


この記事のまとめ

  • カードローンは、銀行や消費者金融などから無担保でお金を借りる融資商品
  • クレジットカードは、カード会社にお金を立て替えてもらう、後払いサービス
  • 借入状況によっては、カードローンの方が金利が低くなる
  • クレジットカードは海外で利用でき、付帯サービスも充実している
  • すぐにお金を借りたい場合は、カードローンを選ぶ

あいこ

この記事の執筆者: あいこ

元銀行員のアラサー女子。初心者のために、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ


人気のカードローンは?





検索
このサイトの執筆・監修をしています

初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。


おすすめランキング