カードローンの一括返済で絶対気を付けたいこと

カードローンは、最低返済額を支払っていくだけでは、借入残高をなかなか減らすことはできません。

最初のうちは返済額に占める利息支払いの割合が大きく、なかなか元金が減りません。


こうしたカードローンの返済負担を少しでも減らす対策としておススメなのが、一括返済です。

カードローンと上手く付き合っていくためにも、返済方法の一つとして、ぜひとも覚えておきたいところです。


今回はカードローンの一括返済について、解説していきたいと思います。


カードローンの一括返済とは?

カードローンの一括返済とは、簡単に言うと、借りたお金を全額一度に返済することです。

普通、カードローンでは借りたお金を複数回に分けて返済しますが、それを一度に払ってしまうというものです。


下記の図は、一括返済を図にしたものです。

カードローン,一括返済

上記図のように、途中までは普通に返済していたものの、途中で残り残額を全部返済するという方法です。

以下では、一括返済の手順を見ていきましょう。

一括返済の手順

一括返済,手順

一括返済時の返済額は、利用残高に利用日数分の利息を足した金額です。

利息は日割り計算ですから、1日経過する毎に返済額が変わりますので、返済予定日に返済金額を確認する必要があります。

返済金額の確認方法は、会員ページにログインする、フリーダイヤルで問い合わせすると言った方法でできます。


一括返済の方法は、各カードローン会社によって定められた方法で行います。

銀行振り込み、インターネットバンキング、ATM、口座引き落としといった方法で一括返済が可能です。

どのような方法で一括返済できるのか、確認しましょう。


利用者は支払い金額を入金し、カードローン会社が入金の確認をします。

入金の確認が終わってもカードローン会社から連絡が来ることは特にありません。


完済証明書が必要な場合は、店舗窓口もしくは電話にて書類の発行を依頼しましょう。

書類は郵送で届きますので、家族に見られると困るという人は十分に注意してください。

<関連記事>:消費者金融から銀行カードローンへの借り換えで絶対気を付けたいことは?


カードローンの一括返済のメリットは?

「もしもの時のためにお金を手元に置いてある方が便利なはずなのに、なぜ一括返済する必要があるの?」

こんな風に考える人もいるかもしれません。


実は、カードローンの一括返済には、大きなメリットがあります。

主なメリットは、「今後の支払い利息をなくせる」「完済して枠をリセットできる」「信用力が付き金融機関に好印象」の3つです。

今後の支払い利息をなくせる

一括返済の最大のメリットとも言えるのが、今後の支払い利息をなくせることです。

下の図は、一括返済のメリットを示した図です。

一括返済,メリット

ご存じの通り、カードローンの返済では毎月の返済額は一定です。

この返済額のうち、一部は利息として返済され、残りは借入元本の返済にあてられます。


ところが、上記のように一括返済を行うと、元本部分の返済だけで済み、残りの(本来なら払うべきであった)利息分について、支払いをしなくて済みます。

これは確かに大きなメリットです。

<関連記事>:【元銀行員が教える】カードローン返済の上手なコツは?

完済して枠をキレイにできる

一括返済によって完済すれば借り入れ枠はキレイになり(つまり借入残高はゼロになり)、いつ何時お金が必要になったとしても、すぐに借り入れできるので安心です。


一括返済で完済しても、借入枠がなくなる訳ではありません。

借り入れ枠は残っていますので、必要に応じてお金を借りることが可能です。

信用力が付き金融機関に好印象



一括返済で完済すれば、金融機関に対する信用力が上がります。

信用力が付けば、カードローン利用枠を増枠してもらえる確率が高まりますし、住宅ローンの審査にも通過しやすくなります。


特に、今後の住宅ローンの申し込みを検討している人は、一括返済を活用してカードローン残高をゼロにしておきたいところです。

<関連記事>:カードローンの借入があると住宅ローンは不利?


カードローンの一括返済の注意点

カードローンの一括返済をする上で、注意点が4つあります。

ここでは一括返済時の注意点について見ていきましょう。

一括返済できるかを確認しておく

カードローンは必ず一括返済ができる、というわけではありません。

実はカードローン会社によっては、一括返済を受け付けていない会社もあるのです。


一括返済できるカードローン会社ですと、いつでも返済できる場合が多いのですが、返済日が決まっていて希望する日に返済したいと思ってもできない会社もあります。


当初の返済計画が狂ってしまう恐れがありますので、一括返済する場合は、あらかじめカードローン会社に一括返済できるかを確認しておきましょう。

多く返済するとおつりが出ない



一括返済の方法は、口座振込み、インターネットバンキング、ATM、口座引き落としなどがありますが、返済方法によっては多く返済しなければいけないケースがあります。

特に注意したいのがATMで返済する場合です。

カードローン会社が設置しているATMですと、10円や100円など硬貨もキッチリと返済できることが多いです。


一方でコンビニなどの提携ATMでは硬貨の入金ができませんので、返済額よりも多めに支払うことになってしまいます。


もし多めに支払ったとしても、その場でおつりが出るわけではありません。

その際の対応はカードローン会社によって異なりますが、店頭で返金を受けたり郵送によって返金してもらうなど手間がかかります。

余裕がある時に一括返済する



先ほども説明した通り、カードローンの一括返済にはメリットが多いです。

だからといって無理に一括返済することは、おススメできません。

利息を減らすためにも一括返済をするに越したことはありませんが、場合によっては一括返済しないほうが良い場合もあるからです。


例えば、毎月の家計が苦しい中でカードローンの一括返済をするのはおすすめできません。

このような状態で一括返済しても、お金が足りなくなり再度借り入れをする可能性が高いからです。

他にも、近々大きな出費を伴う行事やイベントを控えているという場合も、一括返済を無理に行うべきではありません。


一括返済したことで家計にマイナスを生じさせてしまうのは、リスクでしかありません。

一括返済は、資金に余裕がある時に行うようにしましょう。

<関連記事>:おまとめローンで絶対NGな3つのことは?

完済しても契約は残っている

カードローンの完済をすれば自動的に契約終了になると考えている人が多いですが、これは間違いです。

完済しても、カードローンの契約は継続されています。


完済後にカードローンは解約したほうが良いのか迷われる人も多いですが、解約するかどうかは、今後のカードローンの利用次第と言えます。

完済後も借り入れする予定がある人や、急な出費時のためにも備えておきたいという人はカードローンを解約する必要はないでしょう。


仮に解約しても再契約は可能ですが、前回契約時の金利や限度額がリセットされることもありますので、同じカードローンで借り入れ予定がある場合は無理に解約する必要はありません。


一方で、カードローン以外のローンで借り入れを検討している場合は、完済したカードローンは解約されることをおすすめします。

特に住宅ローンのような借入金額が大きいローンを組む予定がある場合は、カードローンの契約が残っていると審査に通らない可能性があります。


完済していても解約していなければ、借金があると見なされてしまいます。

審査ではいくらまで借り入れできる状態にあるかを見られますので、カードローン以外のローンを組むのであれば解約すると良いでしょう。

<関連記事>:カードローンの解約って返済とは違うの?



以上、カードローンの一括返済について見てきました。

一括返済はメリットが大きいですが、返済金額が大きくなると、それだけ家計への負担も重くなります。

ご自身の状況にあった、無理のない返済計画を立てるとよいと思います。


この記事のまとめ

  • 一括返済とは、借りたお金を全額一度に返済すること
  • 一括返済することで利息負担を軽減できる
  • 一括返済すれば信用力が付き、住宅ローン審査にも有利になる
  • 家計を圧迫するおそれがあるため、あくまでも資金に余裕がある時に一括返済する
  • 完済しても解約にはならない。今後のカードローンの利用次第で解約するかどうか決めると良い


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初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。


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