カードローンとは?元銀行員がわかりやすく解説!

カードローンとは,元銀行員がわかりやすく解説

テレビCMや電車の車内広告などで、カードローンの宣伝を目にします。

ぐっと身近になったカードローンですが、実際どんなサービスなのでしょうか?

今回は、カードローンとは何か、特徴や利用上の注意点など、分かりやすく解説します。

そもそも「カードローン」って何?

そもそも「カードローン」って何?

まずは、カードローンの基本を見ていきましょう。

カードローンとは?

カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関から、無担保でお金を借りられるローン商品です。

発行されたカードを使って、振り込みやATMでお金を借りる事ができます。


詳しくは後で解説しますが、手軽さや融資までのスピードに優れている点が特徴です。

カードローンには2種類ある

カードローンは、貸主の業態によって以下の2種類に分けられます。

・消費者金融カードローン
・銀行カードローン


以下、それぞれについて見ていきます。


<消費者金融カードローン>

「消費者金融カードローン」は、消費者金融が提供するカードローンです。

たとえば、プロミスやアコムなどがあります。


消費者金融カードローンの最大の特徴は、審査スピードの早さです。

最短30分で審査の回答が出て、即日融資も可能です。


ただし総量規制の対象となるため、他の借り入れと合わせて、年収の3分の1までしか借りられません。

総量規制とは、個人の借り入れを制限する規制で、貸金業法に定められています。



<銀行カードローン>

「銀行カードローン」は、銀行が発行するカードローンです。

大手銀行だけでなく、地方銀行でもカードローンを取り扱っています。


なお銀行カードローンは、即日融資に対応していません。

審査の回答は、最短でも翌営業日です。


また銀行は、銀行法の対象であり、貸金業法の適用は受けません。

総量規制の影響を受けず、年収の1/3を超える借り入れが出来ます。


ですが最近では、過剰融資を防ぐため、貸出を抑える銀行が増えています。

<関連記事>:【元銀行員が解説】銀行カードローンとは?メリット・デメリットは?

銀行カードローンは金利が低い分、消費者金融と比べて審査がやや厳しめです

カードローンはどれくらい利用されてる?

では実際に、カードローンは、どれくらい利用されているのでしょうか?

銀行カードローンを例にして、カードローン残高の推移を見ていきます。


銀行カードローン残高
<出典>:銀行カードローンの実態調査結果について-金融庁より作成


グラフから分かる通り、2012年以降、銀行カードローンの残高は右肩上がりです。

次に、カードローンを利用する人の割合を見てみましょう。


下のグラフは、一般消費者のうち、銀行カードローンを利用した経験がある人の割合を示したものです。


銀行カードローン利用者の割合
<出典>:銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告‐全国銀行協会より作成


グラフを見ると全体の約12%が、銀行カードローンの経験者である事が分かります。

ただしこれらのデータは、銀行カードローンについての調査結果です。


消費者金融も合わせれば、更に多くの人がカードローンを利用していると言えるでしょう。

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融 vs 銀行カードローン!おすすめは?

特に銀行カードローンは、低金利である事と銀行の安心感もあって、ここ数年で利用者を大幅に増やしました


カードローンの魅力とは?4つのメリット

カードローンの魅力とは?4つのメリット

次に、カードローンのメリットを、4つ紹介します。

1.保証人・担保なしで借りられる

銀行などでお金を借りる場合、保証人や担保が必要になるのが一般的です。

たとえば住宅ローンは、購入する家が担保となります。


ですがカードローンなら、保証人や担保は不要です。

<関連記事>:カードローンに担保や保証人は必要なの?

保証人になってくれる人を探したり、担保を用意する面倒がないので、気軽に借り入れができます

2.限度額の枠内なら、何度でも借りられる

カードローン,限度額の考え方

住宅ローンなどの一般的なローンでは、一つの契約で、決まった金額を一度だけ借りられます。

追加のお金が必要になったら、もう一度、審査を受ける必要があります。


それに対してカードローンは、借り入れの枠を設定する契約です。

限度額の枠内なら、都度の審査なしで、何度でも借り入れできます。

3.融資までのスピードが早い

他のローンと比べて融資スピードが早いのも、カードローンの特徴です。

たとえば自動車ローンの場合、一般的に、融資までに1~2週間かかります。


ですが銀行カードローンは最短翌日から2日程度、消費者金融は最短30分で審査結果が出ます。

消費者金融のカードローンなら、申し込み当日の借り入れも可能です。

カードローンは、急いでお金を借りたい時の強い味方になります

4.使い道が自由に決められる

住宅ローンや教育ローン、自動車ローンなどの場合、借りたお金の使い道が限定されます。

審査に当たって、資金使途と必要金額を確認できる資料の提出を求められることもあります。


一方カードローンは、使い道を原則自由に決める事が可能です。

カードローン利用者は、生活費や趣味・海外旅行など、色々な目的で借り入れをしています。


ただし多くのカードローンでは、事業性資金の借り入れは不可となっています。

まとまった金額を事業のために借りたいなら、ビジネスローンの利用を検討しましょう。

<関連記事>:【元銀行員が解説】カードローンとキャッシングの違いは?



カードローンを利用する上での注意点は?

カードローンを利用する上での注意点は?

メリットが沢山あるカードローンですが、いくつか注意すべき点もあります。

デメリットは金利が高いこと

他のローンと比較すると、カードローンの金利は高めです。

以下の表では、銀行カードローンと、その他のローンの金利相場をまとめました。

ローンの種類 金利の相場
銀行カードローン 3.0%~15.0%
消費者金融カードローン 5.0%~18.0%
自動車ローン 2.0%~3.0%
フリーローン 6.0%~7.0%

自動車ローンの金利は、2~3%であるのに対して、カードローンの上限金利は、消費者金融が18%、銀行で15%程度と、高く設定されている事が分かります。


カードローンの金利が高くなる一番の要因は、貸し手側のリスクの高さです。

融資までのスピードが重要になるカードローンは、審査に時間をかけられません。


そのため、他のローンよりも審査が甘くなりがちです。

回収不能になるリスクも大きくなるので、その分だけ金利が高くなります。

<関連記事>:【絶対チェック】カードローンの金利を一覧比較してみた!

「カードローンの金利の高さ=リスク料」と考えると分かりやすいですね

カードローン各社の金利・限度額はどれくらい?

では実際のところ、どれくらいの金利・借入限度額になるのでしょうか?

以下の表は、大手消費者金融・大手銀行カードローンの金利と借入限度額をまとめたものです。

<消費者金融>

消費者金融カードローン 金利
プロミス 年4.5%~17.8%
SMBCモビット 年3.0%~18.0%
アコム 年3.0%~18.0%
アイフル 年3.0%~18.0%


<銀行カードローン>

銀行カードローン 金利
三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
三菱UFJ銀行 バンクイック 年1.8%~14.6%
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
オリックス銀行カードローン 年1.7%~17.8%

表を見ると、消費者金融も銀行カードローンも、会社ごとの差はあまり大きくありません。

消費者金融の場合、借入限度額が1万円単位なので、無駄なく借り入れが可能です。


それに対して、利息の負担を少しでも軽くしたいなら、金利が低い銀行カードローンをオススメします。

初めての利用では、どの会社を選んでも、借り入れ限度額は50万円程度になり、上限金利が適用されるケースがほとんどです

支払いの長期化に注意

カードローン各社では、「最低返済額」を定めています。

最低返済額とは、「毎月この金額以上を必ず返済する」という基準の金額です。


最低返済額かそれ以上の金額でしか、月々の支払はできません。

この金額が低いほど、毎月の返済がラクになります。


そのため月々の返済額を、最低返済額にしている人が少なくありません。

ただし毎月の返済額が少ないと、返済期間はその分長くなります。


利息の負担が大きくなり、総支払額は増えてしまう事に注意が必要です。

月々の支払金額から自分が借り入れできる金額を逆算して、申込金額を決めるのも方法です

借り過ぎに注意

うっかりあなたもカードライオンになってません?

気軽に借りられるカードローンですが、借り過ぎは厳禁です。

自分の返済能力を超える借り入れで、滞納し、それを返すためにまた借金をする(=多重債務)という悪循環に陥るケースもあります。


過剰融資を防ごうと色々な取り組みがされていますが、多くの人が多重債務に苦しんでいるのが現状です。

全国銀行協会でも、カードローン利用者に向けた広報活動を行っています。

<参考サイト>:カードローン 借りすぎに注意!!-全国銀行協会



以上、カードローンとは何か、メリット・デメリットについて解説しました。

手軽で便利なカードローンですが、使い方を誤れば、自分の首をしめる事にもつながります。


カードローンを利用する際は、身の丈に合った借り入れとなるよう注意しましょう。


この記事のまとめ

  • カードローンとは、銀行や消費者金融などから無担保でお金を借りるローン商品
  • 貸主によって、「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」の2種類に分けられる
  • カードローンは、限度額の枠内なら何度でも借り入れ・返済が可能
  • 融資までのスピードが早く、消費者金融なら即日融資に対応(銀行カードローンは即日不可)
  • カードローンの金利は高めで、支払いが長期化すると利息の負担が増える

あいこ

この記事の執筆者: あいこ

元銀行員のアラサー女子。初心者のために、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ


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