カードローンを検討する人の中には、「急ぎでお金を借りたいけれど、店頭に行くのは面倒」という人も多いと思います。
実は大手カードローンの中には、PCやスマホを使って、Web上で借り入れまで完結できる会社あります。
今回は、Web完結の特徴や、おすすめのカードローンを見ていきましょう。
目次
Web完結カードローンの特徴やメリットは?
「Web完結」とは、カードローンの申し込みから借り入れまで、すべてWeb上で完結できる手続き方法のことです。
以下、Web完結の特徴やメリットを解説します。
カードローンの「Web完結」には種類がある
「Web完結」と一口に言っても、会社によって利用条件やサービス内容は異なります。
特に、ローンカードや契約書類を受け取る必要があるかが、大きなポイントです。
下の図のように、Web完結の中でも、契約後にカード・書類の受取の有無によって2つのパターンに分けられます。
なお当ページでは、カード・書類の受取が必要ないカードローンを、「完全Web完結」と呼びます。
Web完結カードローン、申し込みから借り入れまでの流れは?
上の図は、Web完結カードローンでの、申し込みから借り入れまでの流れを示したものです。
では、それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
(1)PC・スマホから申し込み
PCまたはスマホからなら、24時間いつでもカードローンの申込手続きが可能です。
自宅や外出先、どこからでも申し込めるので、気軽に利用できます。
(2)必要書類の提出(アップロード)
申し込みが完了したら、本人確認書類などの必要書類を提出します。
借入額や審査の状況によって、源泉徴収票や給与明細など、収入証明書類の提出が必要なケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
なお提出方法は、スマホで写真を撮り、その画像を管理画面からアップロードする方法が一般的です。
(3)審査/在籍確認
必要書類を提出すると、カードローン会社による審査が始まります。
審査の一環として、カードローン担当者から勤務先に「在籍確認」の電話が来ます。
申込者が申告した勤務先に本当に在籍しているか、確認するためです。
このとき担当者は、カードローン会社の社名ではなく個人名で電話をかけるので、同僚にキャッシング利用がバレる心配は要りません。
そして審査が完了すると、カードローン会社からメールや電話で結果の連絡が来ます。
審査に通過していれば、契約手続きの案内があるので、その指示に従って手続きを進めましょう。
(4)PC・スマホで契約
Web完結の場合、契約手続きもWeb上で行います。
書類の受取なしの「完全Web完結」の場合、契約書面は画面上で確認します。
そのため契約書類をわざわざ取りに行ったり、郵送で受け取る手間が掛かりません。
(5)振込みで借り入れ
Web完結の場合、借り入れ方法は銀行振込みになるのが一般的です。
契約画面で、振込先の銀行口座と借入希望額を入力すれば、振込み手続きができます。
(6)カード・書類受取【郵送・契約機】
書類の受取ありのタイプの場合、スマホで手続した後、約1週間で自宅に契約書類が郵送されます。
郵送以外にも、契約機まで取りに行って、カード・書類を受け取ることも可能です。
Web完結カードローンのメリットは?
Web完結カードローンには、大きなメリットが2つあります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
<店舗や契約機へ行かなくて良い>
Web完結を利用すれば、わざわざ店頭や契約機に足を運ぶ必要はありません。
近所に契約機がない人も、余計な時間や交通費をかけずに、申し込み・借り入れできます。
また店舗や契約機の場合、営業時間内に申し込みから契約までを完了させる必要があります。
しかしWeb完結なら、24時間受付が可能なので、夜遅い時間帯でも申し込み可能です。
<周囲に借り入れがバレにくい>
「お金を借りているのを周囲に知られたくない」と考える人は多いと思います。
自宅や勤務先の契約機を利用するとなると、知り合いに見られてしまう恐れもあります。
ですがWeb完結なら、自分のスマホを使って、自宅から手続きが可能です。
借り入れする姿を、家族や知人に見られる心配はありません。
<関連記事>:【元銀行員が解説】家族に内緒でカードローン!誰にもばれないで借りるには?
Web完結カードローン、利用上の注意点は?
Web完結は、来店不要で手続きできる反面、いくつか注意点もあります。
では、Web完結カードローンを利用する場合、どんな点に気を付ければ良いのでしょうか?
特定の銀行口座が必要
Web完結の場合、返済方法は口座振替(自動引落し)が基本です。
そのため前もって、カードローン会社が提携している銀行に、普通預金口座を作っておく必要があります。
特に銀行カードローンに関しては、その銀行の普通預金口座を持っていないと、Web完結を利用できないケースがほとんどです。
口座を持っていない場合は、カードローンと同時に、口座開設の申し込みを行う事になります。
以下の表では、大手カードローンについて、Web完結の利用条件を会社別にまとめました。
カードローン会社 | 条件 |
---|---|
プロミス | 特定の銀行口座を振替口座に設定 |
SMBCモビット | 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を振替口座に設定 |
組合員保険証または社会保険証の写しを提出 | |
アイフル | 特定の銀行口座を振替口座に設定 |
三井住友銀行カードローン | 三井住友銀行の普通預金口座とキャッシュカードを持っている事 普通預金口座を振替口座に設定 |
みずほ銀行カードローン | みずほ銀行の口座を振替口座に設定 |
オリックス銀行カードローン | 特になし |
<関連記事>:【元銀行員が解説】口座なしで利用できるカードローンは?
即日融資のハードルが少し高い
上にも書きましたが、Web完結での借入方法は、基本的に銀行振込みになります。
そのため即日融資を受けるには、銀行が営業している平日15時までに、振込み手続きを完了させるのが一般的です。
Web完結での即日融資を希望するなら、平日午後の早い時間帯に申し込み、14時30分頃までには契約を終えるのがベストです。
なお最近では、プロミスやSMBCモビットなど一部の消費者金融で、Web完結での即日融資が24時間できるようになりました。
平日の遅い時間や土日祝日も、スマホを使って、いつでも即日キャッシングが可能です。
Web完結での即日融資のハードルは、以前よりも下がっていると言えるでしょう。
<関連記事>:【元銀行員が解説】即日融資が可能!おすすめカードローン
完全Web完結に対応している会社は少ない
完全Web完結で利用できるカードローンは、ごく一部の会社に限られます。
そのため選択肢が少なく、利用条件が厳しいのが難点です。
Web完結の条件に当てはまらないなど、Web完結での利用が難しい場合は、契約機で契約する方法を検討しても良いでしょう。
Web完結できるカードローン、おすすめは?
ここまで、Web完結カードローンのメリットや注意点を見てきました。
最後に、Web完結に対応したカードローンの中で、特におすすめの会社を紹介します。
プロミス
カードレスを選択すれば、自宅への郵便物が一切ない、完全Web完結を利用できます。
プロミスの最大の魅力は、融資までのスピードの早さです。
スマホ申込後、最短30分で審査結果が出て、即日融資を受ける事も出来ます。
特定の銀行口座を持っていれば、24時間365日いつでも、振込みでの借り入れが可能です。
プロミスは、Web完結お中でも特に使いやすいカードローンであると言えます。
プロミスのカードローンでキャッシングしたい方
SMBCモビット
SMBCモビットの「WEB完結申込」なら、自宅への郵便物は一切ありません。
さらに、勤務先への電話連絡も無しにする事が可能です。
ただしWEB完結申込は、利用条件がやや厳しめです。
WEB完結申込を利用するには、以下の2つの条件を両方クリアする必要があります。
・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っていること
・社会保険証または組合員保険証を持っていること
周囲に絶対にバレたくない人には、SMBCモビットがピッタリです。
「SMBCモビット」でキャッシングしたい方はこちら
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行の普通預金口座(とキャッシュカード)を持っている人は、カードの郵送がない、完全Web完結での利用が可能です。
普段使っているキャッシュカードをローンカードと兼用できるので、お財布の中をうっかり見られても、周囲に気づかれません。
大手銀行が提供するカードローンなので、消費者金融に抵抗がある人でも利用しやすいでしょう。
また金利も、消費者金融より低く設定されており、利息の負担を抑える事ができます。
銀行ならではの金利で借りたい人には、三井住友銀行カードローンがおすすめです。
三井住友銀行カードローンで初めて借り入れするには?
以上、Web完結の特徴や、おすすめのカードローンを紹介しました。
仕事帰りや休憩中など、スキマ時間に手続きできるWeb完結は、とても便利なサービスです。
ですがWeb完結ならではの注意点を知らないと、思うように借り入れ出来ないケースもあります。
今回の内容を参考にして、Web完結カードローンを上手に活用してください。
- Web完結とは、カードローンの申し込みから借り入れまで、すべてWeb上で完結できる手続き方法
- 同じWeb完結でも、カード・契約書類について、「受取あり」と「受取なし」の2つに分けられる
- わざわざ店頭や契約機に行く必要がないので、移動時間や交通費を節約できる
- Web完結の場合、返済方法は口座振替が基本であるため、特定の銀行口座を持っている必要がある
- オススメのWeb完結カードローンは、「プロミス」や「SMBCモビット」など

この記事の執筆者: あいこ
元銀行員のアラサー女子。初心者のために、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ