【元銀行員が解説】消費者金融とは?金利・審査など教えます!

消費者金融のカードローンは、手軽にお金を借りられる、便利なサービスです。

とは言え、借金である以上、利息の負担は避けられません。


また消費者金融を利用するには、審査に通過する必要があります。

今回は、消費者金融の特徴や、金利・審査のキホンについて見ていきましょう。

消費者金融のカードローン、どんなサービス?

消費者金融のカードローン、どんなサービス?

消費者金融とは?

そもそも「消費者金融」とは、個人向けの小口融資を指す言葉です。

現在では一般的に、個人向けに無担保で融資を行う貸金業者を「消費者金融」と呼びます。


消費者金融は、預金の受け入れを行う銀行とは、業務内容や適用される法律が異なります。

しかしカードローンに関して言えば、銀行カードローンと消費者金融のサービス内容に、大きな差はありません。


また大手の消費者金融は、銀行のグループ企業であるケースが多いです。

たとえば、テレビCMでもおなじみのプロミスやSMBCモビットは、三井住友銀行グループの一員です。


では、消費者金融は、どれくらい利用されてるのでしょうか?

下の図は、一般消費者を対象に、消費者金融の利用経験をアンケート調査した結果です。

消費者金融の利用経験
<出典>:銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告‐全国銀行協会より作成


このアンケート結果によると、全体の約9%の人が消費者金融の利用経験があると回答しています。

つまり世間の100人中9人は、消費者金融でお金を借りたことがある計算になります。

<関連記事>:カードローンとは?元銀行員がわかりやすく解説!

消費者金融カードローン、3つのメリット

消費者金融のカードローンには、銀行カードローンにはないメリットがあります。


・即日融資に対応
・スマホ完結取引が充実
・少額から借り入れ可能



以下、詳しく見ていきましょう。


<即日融資に対応>
消費者金融は、融資までのスピードが早いのが特徴です。

最短30分で審査結果が出て、申し込み当日の借り入れも可能です。


それに対して銀行カードローンは、即日融資に対応していません。

即日で借りたい場合、消費者金融を選ぶ必要があります。

<関連記事>:【元銀行員が解説】即日融資が可能!おすすめカードローン


<スマホ完結取引が充実>
スマホ完結取引が充実しているのも、消費者金融のメリットです。

申し込みから借り入れまで、全ての手続きをスマホで完了できます。


プロミスやSMBCモビットなど、一部の消費者金融は、契約書類やカードの郵送がない、完全スマホ完結に対応しています。

完全スマホ完結なら、自宅への郵便物を家族に勝手に見られて、カードローン利用がバレる心配は要りません。


<少額から借り入れ可能>
ほとんどの銀行カードローンは、借入額を10万円以上(10万円単位)としています。

一方、消費者金融は、1万円以上(1万円単位)から借り入れが可能です。

本当に必要な金額だけを借り入れできるので、借り過ぎを防げますね

消費者金融のデメリットは?

ここまでメリットを紹介しましたが、消費者金融には以下のようなデメリットもあります。


・ブランドイメージが良くない
・総量規制の対象
・金利が高い



ここでは、それぞれ詳しく解説します。


<ブランドイメージが良くない>
消費者金融というと、世間ではあまり良いイメージを持たれていません。

以下のグラフは、一般消費者を対象に、消費者金融を利用したいかのアンケート調査を行った結果です。

消費者金融,イメージ調査
<出典>:銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告‐全国銀行協会より作成


グラフを見ると、消費者金融の借り入れについて、80%以上の人が、「必要があっても絶対に利用しない」と回答しています。

この結果は、「サラ金」や「街金」と呼ばれた過去の印象から、悪いイメージが根強く残っていることが要因と考えられます。


ドラマや映画の影響で、「消費者金融は取り立てが怖そう」と不安に思っている人も多いでしょう。

ですが現在は、消費者金融の取り立ては、法律で厳しく規制されています。


たとえば、正当な理由なしに、深夜(午後9時以降)から早朝(午前8時以前)の間に、電話や訪問での督促を行うのは違法です。

違反した貸金業者は、営業停止や貸金業登録の取り消しの他、刑事罰の対象となります。


<総量規制の対象>
総量規制とは、貸金業法に定められた、借り入れを年収によって制限する規制です。

消費者金融は総量規制の対象であり、年収の1/3を超える借り入れはできません。


さらに以下の場合、収入証明書類(源泉徴収票など)の提出を求められます。


・1社での借入額が50万円を超える場合
または
・他社との合計で、借入額が100万円を超える場合



銀行カードローンは、貸金業法の適用を受けないので、総量規制の対象外です。

しかし最近は、総量規制を意識して貸出を抑える銀行が増えており、銀行カードローンならではの強みが薄れています。


<金利が高い>
銀行カードローンに比べて、消費者金融の金利はやや高めの傾向があります。

金利の相場は、銀行カードローンが2.0%~15.0%、消費者金融では3.0%~18.0%です。

同じ金額を同じ期間借りた場合、金利が高い方が、利息の負担は大きくなります。

<関連記事>:【元銀行員が解説】カードローン25社の金利を比較してみた!

消費者金融の金利の決まり方は、このあと詳しく解説します!

消費者金融の金利、どうやって決まるの?

消費者金融の金利が高めであることは、上で説明した通りです。

では、消費者金融の金利は、どのように決められているのでしょうか?

金利の上限は法律で決まっている

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カードローンの金利の上限は、「利息制限法」と「出資法」という2つの法律で決まっています。

利息制限法は、借入金額に応じて上限金利を定めており、違反すると行政処分の対象となります。


一方の出資法は、貸金業者に一律の上限金利を定め、罰則規定も設けています。

そのため出資法に違反した貸金業者は、刑事罰の対象です。


利息制限法と出資法が定める上限金利は、以下の通りです。

借入額 上限金利(年)
利息制限法 出資法
10万円未満 20% 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%
ほとんどの消費者金融は、上限金利が年18%以下です

借入枠が大きくなれば、金利は下がる

カードローンの金利は、「年3.0%~18.0%」のように、上限と下限の間に大きな差があります。

借入枠(=借入限度額)の大きさによって、適用される金利の幅が各社で決まっているからです。


例として、大手消費者金融のアコムの場合を見てみましょう。

借入限度額 金利(年)
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
501万円~800万円 3.0%~4.7%

上の表からも分かる通り、借入限度額が大きくなるほど、適用される金利帯は低くなります。

つまり同じ会社から同じ金額を借りた場合、限度額が大きい人の方が、低い金利で借りられるという事です。

大手消費者金融の金利を比較してみた!

では実際のところ、消費者金融の金利はどれ位なのでしょうか?

以下、大手消費者金融5社について、金利と借入限度額を一覧にまとめました。

消費者金融カードローン 金利(年率) 借入限度額
プロミス 4.5%~17.8% 1万円~500万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 1万円~800万円
アイフル 3.0%~18.0% 1万円~800万円
アコム 3.0%~18.0% 1万円~800万円
レイクALSA 4.5%~18.0 1万円~500万円

表を見ると、会社による金利の差はあまり大きくありません。

また初めての利用では、借入枠は50万円程度になり、上限かそれに近い金利が適用されるケースがほとんどです。


消費者金融の場合、金利を年18%として、返済シミュレーションをしておく事をおすすめします。

消費者金融の比較には、金利以外にも重要なポイントがあります。詳しくは、後ほど解説します

消費者金融の審査基準、どこを見られる?

消費者金融の審査基準

消費者金融の審査基準は、一般には公表されていません。

ですが「お金を貸す」という観点で審査をする以上、重要なポイントはどの会社もほぼ同じです。

ここでは、消費者金融の審査について、知っておくべきポイントを解説します。

消費者金融の審査は甘い?

消費者金融に対して、「審査が甘そう」というイメージを持っている人も多いでしょう。

しかし消費者金融だからといって、特別に審査基準が甘いわけではありません。


審査基準は各社で異なりますが、重視されるポイントは、消費者金融も銀行カードローンも、基本的に同じです。


とは言え、消費者金融はスピード重視のため、審査に時間をかけられません。

銀行カードローンに比べると、慎重な審査は難しいのが実情です。

<関連記事>:【5分で分かる】カードローン審査のすべて

実際に、「銀行カードローンの審査に落ちたけど、消費者金融の審査には通った」という人も多いです

審査のカギは「信用力」

カードローンの審査は、「スコアリング」という手法を使って行われます。

スコアリングとは、申込者の情報に点数をつけて、信用力を測る方法です。


点数が高ければ高いほど信用力が高く、「安心して貸せる人」であると言えます。


では具体的に、どんな人が高く評価されるのでしょうか?

下の表では、代表的な審査項目について、評価の傾向をまとめました。

審査項目 評価が高い 評価が高くない
収入 固定給 歩合給
雇用形態 正社員 アルバイト・パート
勤務先、職業 公務員、上場企業 自営業
勤続年数 長い 短い
居住形態 持ち家 賃貸
借入残高・件数 ない、少ない 多い
返済履歴 延滞なし 延滞あり

上の表で挙げたのは、あくまでも一例です。

実際には、数十項目を細かく分析して、審査が行われます。

スコアリングで十分な信用力があると判断された人だけが、カードローンを利用できます

消費者金融の審査で重視されるポイント

消費者金融の審査では、以下の3点が特に重視されます。


・収入の安定性
・過去の返済履歴
・他社からの借入状況



それぞれ、詳しく見ていきましょう。


<収入の安定性>
消費者金融の審査では、収入の大きさ以上に、安定性が重視されます。

収入の変動が大きい人は、景気の影響などで収入が途絶え、返済が困難になる心配があるためです。


たとえば、年収300万円のAさんと、年収200万円のBさんの2人を比べてみましょう。

Aさんは、毎月の収入の変動が大きく、収入ゼロの月が続くこともあります。


一方Bさんは、年収は多くありませんが、毎月一定の給料をもらっています。

この場合、年収が少なめでも、収入が安定しているBさんの方が、消費者金融の審査に通りやすいと言えます。


<過去の返済履歴>
ローンやクレジットカードの支払で延滞が発生すると、信用情報機関に事故情報が登録されます。

この事故情報は金融機関の間で共有され、審査時に確認する決まりになっています。


そのため他社であっても、過去に延滞した記録がある人は、カードローンの審査に通りません。

過去に債務整理をした記録がある人も、審査で落ちてしまいます。


<他社からの借入状況>
他社からの借入状況も、審査で重視されるポイントです。

すでに多くの借金を抱えている場合、返済不能になるリスクが高いためです。


特にカードローンの審査では、借入件数が重要になります。

5件以上の借り入れがある人は、まず審査に通りません。

すでに3件以上借りている人は、今ある借入残高を減らすことが先決です

消費者金融カードローン、選び方のポイントは?

消費者金融カードローン、選び方のポイントは?

消費者金融の金利や審査に関して、会社による差はあまり大きくありません。

では借入先を決める際、どんなポイントに注意して、消費者金融を選べば良いのでしょうか?

スマホ完結での申し込みやすさで選ぶ

店頭や契約機に行かずに手続きしたいなら、スマホ完結が充実した会社を選びましょう。

スマホ完結の中でも特に、契約書類やカードの郵送がない、完全スマホ完結に対応したカードローンがおすすめです。


プロミスやSMBCモビットなら、書類・カードの受け取りが必要なく、家族にバレるリスクも最小限に抑えられます。

ただし完全スマホ完結に対応した会社は少なく、利用条件はやや厳しめです。

自動契約機の台数で選ぶ

スマホ完結が難しい場合、スマホから申し込んだ後、自動契約機で契約手続きを行います。

そのため契約機の台数が多い会社の方が、探す手間や移動時間を省けて便利です。


以下、大手消費者金融の契約機の台数を、表にまとめました。

消費者金融 設置台数(推定)
プロミス 1800台超
SMBCモビット 1100台超
アコム 1000台超
アイフル 800台超
レイクALSA 760台超

表からも分かる通り、大手4社は、多くの契約機を全国各地に設置しています。

契約機の台数が多ければ多いほど、自宅や勤務先の近くにある確率は高くなります。

<関連記事>:【元銀行員が解説!】中小・大手の消費者金融34社の一覧表

中堅の消費者金融では、契約機の台数は多くても十数台です。利便性を重視するなら、大手消費者金融の中から選ぶと良いしょう

無利息サービスで選ぶ

一部の消費者金融では、一定期間の無利息サービスを行っています。

たとえばプロミスでは、初めて利用する人なら、30日間の利息が0円です。


短期間の借り入れであれば、消費者金融で無利息サービスを利用した方が、低金利の銀行カードローンよりも、トータルの支払額がお得になる可能性があります。

ただし条件は各社で異なるので、無利息サービスを利用できるか、事前に確認してから申し込みましょう。

<関連記事>:無利息期間のあるカードローンの注意点は?



以上、消費者金融カードローンの特徴と、金利・審査のキホンについて解説しました。

消費者金融カードローンは、手軽にキャッシングができる、とても便利なサービスです。


しかし一方で、簡単にお金が手に入ることに慣れ、借り過ぎてしまう恐れもあります。

消費者金融を利用する際は、本当に必要な金額だけを借りるよう、十分注意しましょう。


以下のページでは、おすすめの消費者金融を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

 おすすめの消費者金融カードローンを元銀行員が紹介します


この記事のまとめ

  • 消費者金融とは、個人向けの小口融資のこと。また、個人向けに無担保で融資を行う貸金業者を指す
  • 消費者金融は、融資までのスピードがとても早く、即日融資に対応している
  • 銀行カードローンと比べて、消費者金融の金利はやや高め
  • 消費者金融の審査では、収入の大きさ以上に安定性が重視される
  • スマホ完結を利用するなら、書類・カードの郵送がない消費者金融がおすすめ

あいこ

この記事の執筆者: あいこ

元銀行員のアラサー女子。初心者のために、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ



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