カードローンの遅延損害金って何?

カードローンの情報収集をしている時や、契約の際に必ず目にする「遅延損害金」という言葉があります。

「遅延損害金」とは、簡単にいうと借りたお金の返済が遅れた場合に発生する“罰金”のようなものです。


スマホの利用料金や税金、DVDレンタルなど、世の中には支払いや返却が遅れることで「延滞料」が発生するものがありますが、カードローンの場合は「遅延損害金」がその延滞料に当たるものです。

ここでは、遅延損害金とは一体どのようなものか、また、どのくらい支払う必要があるかを見ていきます。


カードローンの遅延損害金とは?



カードローンの遅延損害金は 、返済が遅れた場合に発生します。

ここでは、遅延損害金がどの時点から発生するか、また、どのように支払えばよいのかを見ていきます。

遅延損害金 = 返済遅れのペナルティ料金



先でも書いたとおり遅延損害金とは、簡単にいうと「返済が遅れたことに対するペナルティ料金」のようなものです。

遅延損害金は「遅延利息」とも呼ばれ、その利率は「遅延損害金利率」などとして記載されます。


日常生活でも支払いや返却が遅れたことで「延滞料」が発生するサービスはありますが(DVDのレンタル料金など)、カードローンの場合も返済が遅れることでペナルティ料金(=遅延損害金)が発生します。

なお、カードローンでは返済が遅れていなくても1日ごとに利息が発生しますが、遅延損害金を支払ったからといって、通常の利息を払わずに済む訳ではありません。


返済が遅れた場合は、通常の利息と遅延損害金の両方を支払う必要があります

遅延損害金はいつから発生する?

遅延損害金は「返済日」の翌日から発生し、通常の利息と同様に1日ごとに増えます。

また、注意が必要なのは、通常の金利と比べて、遅延損害金の利率が高いことです。


そのため、「支払えないから」といって長く放置していると、気付いたときには想像以上に延滞利息が膨らみ、債務整理を取る以外の選択肢がなくなってしまうケースがあります。

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詳しくは後で記載しますが、こうならないためには「最低返済額だけでも支払っておく」などの方法を取ることが大切です。


遅延損害金って、いくら払うの?



通常のカードローン金利よりもさらに利率が高いのが「遅延損害金」です。

利率が高いと聞くと、「一体いくら支払うことになるのだろう?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか?


ここでは、遅延損害金の具体的な利率と、支払額の計算方法を見ていきます。

遅延損害金の利息は最大20%

遅延損害金の利率は、利息制限法によって最大20%までと決められています。

ただし下記の表を見て分かるとおり、利用するカードローンによって遅延損害金の利率には違いがあります。

遅延損害金利率(年利)
プロミス 20.00%
SMBCモビット 20.00%
アコム 20.00%
アイフル 20.00%
三菱東京UFJ銀行
バンクイック
4.6%~14.6%
三井住友銀行
カードローン
19.94%
みずほ銀行
カードローン
19.90%
新生銀行カードローン
レイク
20.00%

びっくりするほどバカ高い金利ではありませんが、先ほども説明した通り、通常の利息に加えて遅延損害金として20%を負担するので、相当な重荷です。

やはり遅延損害金は、なるべく払わないようにしたいところです。

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遅延損害金の計算方法

遅延損害金額を確認したい場合の計算式は、下記のとおりです。

■借入残高×遅延損害金利率(年率)÷365日(うるう年の場合は366日)×遅延日数

例えば、この式に「借入残高が30万円、遅延損害金利率が20%、遅延日数が15日」という状況をあてはめたとすると、遅延損害金は以下のような結果になります。


■30万円×20%÷365日×15=(遅延損害金額)2,466円

なお、「遅延(延滞)日数」とは、返済日の翌日から実際に返済した日までの日数のことです。


遅延損害金を払わずに済む方法は?



返済したくても返済できるお金がない状況に陥った場合、「なんとか遅延損害金を支払わずに済む方法はないものか」と考えてしまう方は少なくないかも知れません。

ここでは、遅延損害金を支払わなくて済む方法を見ていきます。

1.返済日をしっかり管理する

遅延損害金を支払わずに済む最も基本的な方法は、「返済日に遅れないこと」です。


カードローンでは、返済日が近づくとメールで知らせてくれる無料サービスを導入している会社も複数あります。

こういったサービスを利用してうっかり返済日を忘れてしまうことを防ぐのも1つの手です。

なお、メールでの返済日通知サービスの利用は多くの場合「任意」であるため、利用する場合は自分でメールアドレスの登録をするなどの簡単な手続きが必要です。


カードローンを利用している方の中には、頻繁に家族からスマホをチェックされるなど、「メールであっても返済日の通知が来るのは困る」という方もいるかもしれません。

そういった方は、絶対に自分しか見ない場所(鍵の付いた手帳など)に返済日を控え、こまめにチェックするという手もあります。


いづれにしても、毎日見るような場所に控えておかなければ返済日を忘れてしまう可能性があるので、注意が必要です。

2.最低返済額だけでも支払う

カードローンでは、「最低限、毎月この額を返済してください」という下限額が決まっており、これを「最低返済額」と言います。最低返済額は、利用明細で確認することができます。

返済が苦しい時には、「最低返済額」の支払いだけをしておけば返済を行ったとみなされ、遅延損害金が発生することはありません。


ただし、「最低返済額」はそのうちほとんどが利息で、元金の返済にあてられる分は一部です。

そのため、ずっとこのような返済を行っていると、借金の完済までに長い時間がかかってしまいます。


もちろん、返済に十分なお金が用意できない時には最低返済額だけでも支払うべきです。

しかし、余裕があれば少しでも多く返済した方が完済が早くなるため、可能な限りは最低返済額以上の返済を行うようにしましょう。

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3.担当者に相談して返済プランを変える

上で書いた「返済日を忘れない」というのは、返済できるお金を持っている人の話です。

では、たまにではなく「毎月」返済に困っている人には、どのような方法があるのでしょうか?


その場合にできることとして、「カードローン会社の担当に相談し、無理のない返済プランに変更してもらうこと」が挙げられます。

毎月の返済額が高く、返済が苦しいと感じる場合は、カードローン会社の担当者に相談をすることで「返済プラン」を変更してもらえる可能性があります。


もちろん毎月の返済額を少なくすると、そのぶん「完済」は遅くなります。

ですが返済期間が伸びたとしても、それで返済を続けていけるようであれば「返済プラン」を変更した方がよい場合もあるでしょう。

4.返済困難な場合は任意整理を検討

上で書いた3つは、どれも「利息をきちんと支払う」ことを前提とした方法です。

しかし、カードローンの返済を延滞している人の中には、現在、経済的に大変厳しい状況にあり、たとえ少額であっても返済が困難な人もいます。


そのような状況に陥っている場合は、もはや自分一人での解決は難しいので、一刻も早く弁護士や司法書士など、「法の専門家」に相談をする必要があります。

法の専門家に相談するというと、「自己破産」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、借金の解決=自己破産ではありません。


借金を法的手段で軽減するための方法はいくつかありますが、その中の1つに「任意整理」というものがあります。

「任意整理」とは、簡単にいうと「借金の利息をなくし、元金だけを返済することを認めてもらう手続き」です。


任意整理を申請すると、これまで発生した利息(未払分のみ)に加え、これから発生する利息もゼロにしてもらえる可能性があります。

また、全額ではなくても一部の利息を減免してもらえる場合もあります。


カードローンの支払いを延滞すると何が起きる?



カードローンの返済を「延滞」すると、さまざまな不利益が生じます。

「延滞」とは、長期に渡り返済が滞ることです。延滞として扱われる目安はだいたい3ヶ月以上の返済遅れからと言われています。


ここでは、カードローンの返済を延滞した場合にどのようなことが起きるのかを見ていきます。

携帯に督促の電話がかかってくる

カードローンの返済日に返済をしないと、たった1日遅れただけでもカードローン会社から自分の携帯電話に電話がかかってきます。

すぐの支払いが難しい場合は、いつ支払えるかを具体的に伝え、その日に支払えばその後は電話が来ません。

それでも返済が無ければ自宅や職場に電話が来る

「この日に支払います」と言った日になっても返済がなかったり、カードローン会社からの連絡を無視しているようなことがあれば、そのうち自宅や職場に電話がかかってくるようになります。

カードローン会社が自宅や職場に電話をかけてくる時は、担当者の個人名でかけてきます。


しかし、いくら個人名を名乗っているとはいえ、あなたが電話に応じている時の雰囲気から借金を疑われてしまう可能性があるため、やはり電話が来るまで放置するのは避けるべきでしょう。

また、この頃になると担当者の個人名で自宅に督促の郵便物も届くようになります。

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3ヶ月以上の滞納でブラックリスト入りする

上記のように、カードローンの返済は数日~1ヶ月程度遅れただけでも電話や郵便での連絡があります。

これを無視し、3ヶ月以上返済しない人も中にはいますが、その場合、「延滞者」として確実に信用情報機関に事故情報が載ってしまいます。


この状態が、いわゆる“ブラックリスト入り”の状態です。

信用情報とは、カードローン会社・クレジットカード会社・銀行などが「融資を行ってよい人物かどうか」を判断する際に必ず照会する情報です。


そのため、信用情報に延滞者として情報が載った場合には、住宅ローンやクレジットカード、カードローンの審査に通らなくなります。


カードローンの遅延損害金、覚えておきたいポイント



最後に、カードローンの「遅延損害金」に関し、覚えておきたいポイントをまとめて見ていきます。

20%を超える遅延損害金は違法

遅延損害金の利率は利息制限法によって「最大で20%」と定められています。

これは法律によって決められていることですから、20%を超える遅延損害金を請求することは違法です。


それをする業者がいれば、それは確実に「ヤミ金」です。違法な営業をする業者には関わらないよう、十分に注意しましょう。

遅延損害金は自分で計算しなくても大丈夫

これまで遅延損害金を請求された経験がない方の中には、「正確な遅延損害金額は自分で計算しなければいけない」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、実際にはそんなことはありません。


カードローンの利用明細には、誰が見てもはっきりと分かるように今日現在の「遅延損害金額」が載っていますし、元金・通常利息と合わせた「返済必要額の合計」も載っています。

そのため、遅延損害金の計算方法を知っていて損はありませんが、たとえ計算方法を知らなかったとしても、支払いに問題が生じることはありません。

返済を遅延しないように気をつける

返済が遅れると、自分自身に不利益が生じます。

さまざまなローンの審査に通らなくなることも問題ですし、何より、個人名での連絡であっても、督促が来ればまわりに借金がバレないとは言い切れません。


カードローンの返済を延滞することで生じるマイナスはたくさんあっても、よいことは1つもありませんから、延滞は避けることが賢明です。


カードローンの遅延損害金って何?まとめ

  • 遅延損害金とは、返済が遅れた場合のペナルティ料(返済日の翌日から発生)
  • 遅延損害金のほかに通常の利息の支払いも必要
  • 遅延損害金利率は最大で20%
  • 3ヶ月以上の返済遅れは「延滞」として信用情報に載る
  • 「延滞者」になった場合、ローン審査に通らなくなる
  • 支払いが困難な場合はカードローン会社か法の専門家に相談する

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