バイトなどでお金を稼ぐことは可能ですが、急にお金が必要になる時もありますよね。
今回は大学生がお金を借りるのに、オススメの方法を紹介します。
大学生がお金を借りるために事前に知っておきたい事
大学生だからといって、無条件にお金が借りられるわけではありません。
一定の条件を満たしていないと、大学生といえど借り入れはできません。
大学生がお金を借りるのに、どんな方法がある?
大学生がお金を借りる方法としては、以下の方法があります。
・カードローン
・クレジットカード
・学生ローン
・奨学金
・親・知人から借りる
この中で、奨学金と知り合いからの借り入れについては、後ほど説明します。
大学生が金融機関や貸金業者からお金を借りるには、原則、以下の2点が条件です。
・20歳以上であること
・安定収入があること
年齢については問題ありませんね。
未成年でもお金を借りることは可能ですが、後で見る通り条件は相当厳しいです。
「安定収入」とは毎月継続的に、お金が入ってくる状態です。
つまり、長期間のバイトしていることを指します。
短期間のバイトや単発バイトは、安定収入に含まれないのでご注意ください。
未成年の大学生がお金を借りるのは、ハードルが高い
先程も述べた通り、未成年の学生がお金を借りるのは、かなりハードルが高いです。
民法5条には、未成年は法定代理人(=親)の同意なしに契約することはできず、同意した場合は取り消すことができる、といった条文があります。
<外部の関連サイト>:知っておきたい未成年者契約の取消し
つまり未成年の契約には、親の同意が必要になります。
キャッシングの契約も同じで、未成年の大学生が借り入れ契約をしようと思うなら、必ず親の同意が必要になります。
こうしたこともあり、カードローンやクレジットカードのキャッシングは、未成年には原則対応していません。
未成年の学生のキャッシングに対応しているのは、学生ローンと奨学金だけです。
この点については、後で詳しく述べます。
また社会人ならば未成年でも、カードローンでの借入が可能な場合はあります。
<関連記事>:未成年(18歳・19歳)でもお金を借りれるカードローンは?
可能なら、親・知人から借りられないか検討
大学生がお金を借りたいというなら、まずは親や友人親戚から借りられないか、検討してみると良いでしょう。
後で見る通り、カードローンは、お金を借りるのには便利なサービスです。
ですが、カードローンやクレジットカードで返済に行き詰った場合、債務整理にまで発展することもあり得ます。
学生時代に債務整理をするのは、社会人になった時にかなり不利です。
カードローンやクレジットカードを、使うなとは言いません。
ですがお金ガ必要ならば、まずは、身内や知り合いに頼れないか検討してみましょう。
<関連記事>:借用書の書き方を元銀行員が解説!法的に有効な(無効にならない)ためには?
不用品の処分や、即日バイトも検討してみる
お金を借りる他に、自力でお金が用意できないかも検討してみるべきです。
例えばフリマアプリで日用品などを処分すれば、場合によってはそれなりのお金になります。
その他、割の良い即日バイトを1週間でもやれば、まとまった金額(5万円程度)でしたら手に入ります。
もちろんそれなりの労力はかかりますが、お金を借りる以外の選択肢も1度は検討してみるべきです。
<関連記事>:即金で5万円・10万円を作るために絶対知っておきたいこと
借り過ぎは絶対NG!借入額の基準は?
借り入れをするにあたって絶対に気をつけたいのは、借りすぎをしないことです。
身の丈に合わない借金をしてしまうと、その場では楽しくても、後日大変な苦しみを味わうこともあり得ます。
一つの基準として提案したいのが、ご自分の毎月のバイト代の平均額を出すことです。
その月の平均額を12倍してください。それがあなたのバイトの年収になります。
もし借り入れをしたいならば、そのバイトの年収の3分の1の額にまで留めて下さい。
そうすれば返済に行き詰まるリスクを、抑えることができます。
もっとも、最近では総量規制という法律により、あまり大きな借り入れができない仕組みになっております。
とはいえ、念には念を入れ、借りすぎには十分ご注意ください。
大学生がお金を借りる方法を比較してみる
ここでは、大学生がお金を借りるための方法を比較・紹介します。
なお繰り返しになりますが、以下の2つの条件を両方満たしていることが条件です。
・20歳以上であること
・安定収入があること
奨学金でお金を借りるのは?
数ある借入方法の中で、最も金利条件が良いのは奨学金です。
第1種ならば返済の義務がありませんし、第2種でも上限金利が0.33%と破格の金利水準です。
加えて、返済開始は卒業後になるので、返済負担という点でもかなり楽です。
ただし、良い面ばかりではありません。
大学在学中の奨学金の申し込み(「在学採用」といいます)は、1年で4月しか受け付けていません。
いつでも申し込みできる、他のローンに較べて圧倒的に使いづらいですね。
さらに奨学金の申し込みは成績が影響してくるので、成績があまり良くない方は申し込みの資格がありません。
また家族か親類が、保証人になる必要があります。
<関連記事>:奨学金は借金と同じ!返済で気を付けたいこと
クレジットカードでお金を借りるのは?
クレジットカードと言うと、ネットショッピングでの利用を思い浮かべる方が多いと思いますが、キャッシングとしても利用出来ます。
ただしキャッシングとしての利用は、原則20歳からです。
手軽に申し込みできるイメージですが、申し込みから利用まで1週間程度かかる場合があります。
急な出費には、向いてませんね。
加えて、金利は18%程度なので、審査に時間かかるわりに、金利条件はあまり良くありません。
学生ローンでお金を借りるのは?
学生ローンは、大学生のための消費者金融といった位置付けの商品です。
原則20歳以上で、安定収入があれば借入することができます。
以下は首都圏で展開する、学生ローンの会社です。
名称 | 金利(年率) | 借入限度額 |
---|---|---|
イー・キャンパス | 14.5%~16.5% | 50万円(社会人は80万円) |
アミーゴ | 14.4%~16.8% | 50万円 |
マルイ | 15.0%~17.0% | 50万円 |
フレンド田 | 15.0%~17.0% | 50万円 | アイシーローン | 10.00%~20.00% | 50万円 |
表を見ると分かる通り、金利は8%から20%程度ですが、実際の借り入れは上限金利での借り入れになります。
早い時間に申し込めば、即日融資も可能ですし、保証人がないのも大きな利点です。
一方で、どの会社も中小企業であるため、借入や返済の使い勝手が良くないのが特徴です。
借入のためにわざわざ店舗まで、行かなくてはいけない場合もあります。
後で述べる消費者金融の方が使い勝手が良いので、よほどの理由がないのであれば、学生ローンはおススメできません。
カードローンでお金を借りるのは?
カードローンは、消費者金融と銀行カードローンの2種類があります。
カードローンの金利は学生ローンとそれほど変わらず、一方で使い勝手は学生ローンよりも上です。
即日融資に対応している上、対応する契約機が多く、返済や借入もずっと便利です。
大手企業ならではの安心感もあり、大学生がお金を借りるならばイチオシです。
大学生がお金を借りる!こんなキャッシングできる?
お金を借りるにあたって、「こういうお金を借り方をしたい」など希望があるはずです。
内緒、低金利、即日での3つの借り方について紹介します。
親に内緒でお金を借りるには?
親にバレずにお金を借りたいなら、以下の二つの点を抑えることをおすすめします。
・銀行口座を経由せずに借入すること
・自宅に郵便物を届けないこと
銀行振り込みでのキャッシングは便利ですが、親に通帳を見られるとキャッシングがバレる恐れがあります。
これを防ぐには、銀行口座を登録せずにローンカードだけで、借入れすれば良いです。
また、自宅に郵便物(契約書とローンカード)が届くと、親にキャッシングがバレる恐れがあります。
尤も、郵便物にカードローン名がないので、勝手に封を開けられない限り、親に見つかる心配はありません。
これを防ぐには、自動契約機で契約することです。
その場で契約書類と郵便物を受け取ることができ、自宅に送付されずに済みます。
こうしたやり方に適しているのが、消費者金融です。
特にプロミスなら、自動契約機の数も多いのでおすすめです
低金利でお金を借りるには?
即日でお金を借りようと思ったら、消費者金融の一択です。
厳密に言えば一部の学生ローンも対応していますが、申し込み条件が厳しすぎてオススメできません。
テレビCMでも見かける、大手の消費者金融を選びましょう。
おすすめは、自動契約機の数が多いプロミスや、SMBCモビットです。
未成年の大学生がお金を借りるには?
ここでは未成年の大学生が、お金を借りる方法を紹介します。
もちろん安定収入があることは絶対条件です。
先程も説明した通り、未成年の学生がお金を借りるには、学生ローンか奨学金しかありません
学生ローンでは、親の同意書が必須
学生ローンの中でも、未成年に対応しているのはごく一部です。
以下の表は首都圏で展開している学生ローンで、未成年にも対応している会社です。
名称 | 金利(年率) | 条件 |
---|---|---|
マルイ | 15.0%~17.0% | 【 安定した収入のある学生の方、又は当社基準を満たす方 】 (大学生・大学院生・短大生・専門学生・予備校生等) |
フレンド田 | 15/0%~17.0% | 保証人は原則として必要ありません。但し、未成年者の契約には、親権者の保証人が必要です。 | アイシーローン | 10.0%~20.0% | 首都圏在住、在学の学生。安定した収入のある18歳以上の学生の方(要審査)※外国籍、高校生、予備校生は対象外です。 |
金利はそこまで高くはありませんが、申し込み条件がそれなりに厳しいです。
まず、親の同意書が絶対です。
その他、親の保証が必要になる場合もあります。
つまり未成年の学生ローンの利用で、親に内緒で利用するのは不可能です。
奨学金の申し込みは4月のみ
未成年の大学生でも、奨学金ならば利用可能です。
ただ先ほども説明した通り、奨学金の受け取りのための条件は厳しいです。
申し込み時期は4月限定で、初回の受け取りが7月になります。
急な出費に対しては使えませんね。
家族の保証がいることと、成績が一定以上であることも条件です。
以上を、大学生がお金を借りる方法について紹介してきました。
いくつか借入の方法はありますが、オススメはカードローンです。
とは言え、カードローンの借り過ぎには、注意が必要です。
金融機関(貸金業者)に借り入れする前に、可能ならば親や親類、友達から借り入れできないか検討してみることです。
場合によって、自力でお金を用意できないか検討してみましょう。
金融機関からお金を借りるのは、この後に検討すべきです。
- 大学生がお金を借りるなら、カードローン・クレジットカード・学生ローンがある
- お金を借りるなら安定収入が絶対条件で、原則20歳以上であること
- 使い勝手など多様な借り方に対応してるため、オススメはカードローン
- 未成年の借り入れに対応しているのは学生ローンだが、親の同意書が必要
- 金融機関から借りる前に、知り合いに借りるか自前で用意できないか検討すること

この記事の執筆者: もぐお
元銀行員。難しいキャッシングの情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!プロフィールはコチラ