横浜銀行は、神奈川県横浜市に本店を置く地方銀行です。
日本最大の地方銀行であり、東京都内にも多くの支店があります。
最近はカードローンに力を入れていて、街で広告を見た人も多いはずです。
今回は、初めて利用する人のために、横浜銀行カードローンの特徴や注意点を解説します。
目次
横浜銀行カードローンの基本データ

貸付条件
実質年率 | 借入限度額 | 審査回答 |
年1.5%~14.6% | 最高1000万円(10万円単位) | 最短翌営業日 |
Web完結取引 | 口座開設 | アピールポイント |
可能 | 要 | 専業主婦の申込可 |

申込条件
横浜銀行カードローンを申し込むには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 契約時満20歳以上69歳以下の方
- 安定した収入のある方、およびその配偶者・次の地域に居住またはお勤めの方
・神奈川県内全地域
・東京都内全地域
・群馬県内の以下の市
(前橋市、高崎市、桐生市) - 保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる方
- 横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意される方
横浜銀行のカードローンは、パート・アルバイトであっても、安定した収入があれば申し込めます。
ただし、学生は申し込めません。
また年収には、年金も含めることができます。
必要書類
カードローンの申し込みには、以下の書類が必要になります。
<本人確認書類の写し>
全員必ず提出するのが、本人確認書類です。
有効期限内もしくは現在有効で、かつ氏名・住所・生年月日が記載されている次のいずれかの書類をご用意ください。
●運転免許証【表面・裏面の両面】
●マイナンバーカード(個人番号カード)【表面のみ】
●在留カード(永住権の記載があるもの)・特別永住者証明書
●パスポート(住所記入欄があるもの)【顔写真および住所記載のページ】
●パスポート(住所記入欄がないもの)【顔写真ページ】+住民票または公共料金等の領収書の写し※1
●健康保険証※2+住民票または公共料金等の領収書の写し
※1 現住所の記載があるもの
※2 お名前・現住所および被保険者・被扶養者のページ、カード型の場合は表面・裏面の両面
<収入証明書>
希望する借入限度額が50万円を超える場合、現在の収入を確認するため、収入証明書の提出を求められます。
ここで言う収入証明書とは、以下の書類を指します。
●源泉徴収票(勤務先の会社名の記載のあるもの)
●納税証明書(税務署の発行印があるもの)
●確定申告書(税務署の受付印があるもの)
●住民税決定通知書(市区町村長の発行印があるもの)
横浜銀行カードローンの公式HPはコチラ
横浜銀行カードローン、3つのメリット
横浜銀行カードローンには、どんな強みがあるのでしょうか?
ここでは、横浜銀行カードローンのメリットを3つ紹介します。
1.借入限度額が大きい
横浜銀行の魅力の一つが、借入限度額の大きさです。
下の表では、大手カードローンについて、限度額を一覧にまとめました。
カードローン | 借入限度額 |
---|---|
プロミス | 1万円~500万円 |
SMBCモビット | 1万円~800万円 |
三菱UFJ銀行 バンクイック | 10万円~500万円 |
三井住友銀行カードローン | 10万円~800万円 |
みずほ銀行カードローン | 10万円~800万円 |
横浜銀行カードローン | 10万円~1000万円 |
銀行カードローンの限度額の上限は、500万円~800万円が一般的となっています。
対して、横浜銀行カードローンの限度額は最大1000万円であり、業界トップの水準です。
2.カードローン金利が低い
金利が低いのも、横浜銀行カードローンで借りるメリットです。
カードローン | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
三菱UFJ銀行 バンクイック | 年1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年4.0%~14.5% |
みずほ銀行カードローン | 年4.0%~14.5% |
横浜銀行カードローン | 年1.5%~14.6% |
上限金利14.6%と、消費者金融と比べて、低金利での借り入れができます。
また下限金利は、銀行カードローンの中でも特に低い水準になっています。
カードローンの金利は、限度額の大きさによって決まります。
横浜銀行カードローンの場合、限度額毎の金利帯は以下の通りです。
借入限度額 | 金利(年率) |
---|---|
100万円以下 | 14.6% |
100万円超200万円以下 | 11.8% |
200万円超300万円以下 | 8.8% |
300万円超400万円以下 | 6.8% |
400万円超500万円以下 | 4.8% |
500万円超600万円以下 | 4.5% |
600万円超700万円以下 | 4.0% |
700万円超800万円以下 | 3.5% |
800万円超900万円以下 | 3.0% |
900万円超1000万円未満 | 2.5% |
1000万円 | 1.5% |
<関連記事>:【元銀行員が解説】低金利カードローンのおすすめは?
3.専業主婦でも申し込みOK
一般に、本人に安定した収入がある事が、カードローンの申込条件になっています。
消費者金融カードローンの場合、専業主婦の利用は一切できません。
銀行カードローンでも、専業主婦を受け付けているのは、ごく少数に限られます。
ですが横浜銀行カードローンなら、本人の収入がゼロの専業主婦でも、申し込みが可能です。
ただし、配偶者(夫)に安定した収入があることが条件です。
また審査に通ったとしても、専業主婦の借り入れは、30万円までとなるのが一般的です。
横浜銀行カードローンの公式HPはコチラ
横浜銀行カードローン、デメリット・注意点は?
上では、横浜銀行カードローンの特徴やメリットを紹介しました。
ですが申し込みにあたっては、ぜひ知っておきたい注意点もあります。
利用条件が厳しい
横浜銀行のカードローンは、利用条件がやや厳しいのが難点です。
<特定の地域に居住または勤務していること>
地方銀行のカードローンであるため、銀行の営業地域に居住または勤務していないと申し込めません。
特定の地域とは、以下を指します。
・神奈川県内全地域
・東京都内全地域
・群馬県内の以下の市
前橋市、高崎市、桐生市
<横浜銀行の普通預金口座を開設すること>
カードローンの利用には、横浜銀行の普通預金口座が必ず求められます。
口座を持っていなくても申し込みはできますが、契約までに口座開設を済ませる必要があります。
Web完結で契約・借入したい場合は、横浜銀行の普通預金口座を持っていることが条件になるため、持っていない方は契約までに口座開設が必要になります。
口座開設は、店頭以外にアプリで行う方法もあります。
即日融資には対応していない
銀行カードローンでは、即日融資に対応しているカードローンはありません。
横浜銀行カードローンの場合も、審査結果の連絡が来るのは、最短で翌営業日です。
審査の状況によっては、結果が出るまでに1~2週間かかるケースもあります。
お金が必要なタイミングから逆算して、余裕をもって申し込みましょう。
<関連記事>:即日融資が銀行カードローンでNGになった理由とは?
返済方法の種類が少ない
横浜銀行カードローンの借り入れ方法は、銀行振込みとATMです。
一方、毎月の返済方法は、口座振替(引落し)に限定されます。
選択肢が少なく、自分に都合の良い方法を選ぶ事はできません。
しかし自動で引き落とされるので、返済を忘れるリスクは低いと言えるでしょう。
横浜銀行カードローン、借り入れまでの流れは?
横浜銀行カードローンでキャッシングする場合、どんな手順で進むのでしょうか?
下の図は、横浜銀行カードローンの申し込みから借り入れまでの流れを図にしたものです。
以下、詳しく見ていきましょう。
1.スマホから申し込み
スマホから横浜銀行カードローンの公式HPにアクセスして申し込みます。
このタイミングでは、口座を持っていなくても問題ありません。
「お申し込みはこちら」のボタンから進み、申込フォームに入力しましょう。
申し込みが受付されると、登録した電話に確認の連絡が来ます。
2.必要書類の提出
審査に進むと、書類提出のお知らせがSMSで届きます。
書類をスマホで撮って、アップロードするだけで、書類提出が完了です。
3.審査/在籍確認
審査が始まると、自分の勤務先に、審査担当者から在籍確認の電話が来ます。
在籍確認とは、申告された勤務先に本当に在籍しているか、確認するものです。
またカードローン審査では、提出された書類や、申込者の信用情報も確認されます。
4.審査結果の連絡
審査が完了すると、申込時に指定した番号に、結果連絡の電話が来ます。
審査に通過していれば、契約手続きの案内があります。
5.契約
「WEB完結契約」の場合、スマホで契約を完了できます。
しかしそれ以外の場合、郵送またはFAXで、契約書類のやり取りが必要です。
6.振込みキャッシング
急ぎの場合、登録した口座への振込みなら、契約当日にキャッシングできます。
WEB完結契約の場合、借り入れできるのは、申し込みの翌営業日が最短です。
ですが営業終了ギリギリの時間の受付だと、契約当日の振込みができないケースがあります。
7.カード受け取り(郵送)
契約手続きが完了すると、約1週間ほどで、カードが自宅に郵送されます。
カードを受け取ったら、いつでも利用できる状態になっています。
ATMでの借りる場合、横浜銀行ATMの他、セブン銀行、ローソン銀行ATMなどのコンビニATMも、手数料無料で利用可能です。
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この記事の執筆者: あいこ
元銀行員のアラサー女子。初心者のために、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ